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2008年12月02日

「パソコン」一台あたりの年間コスト

あとで読む中小企業向けITコスト削減のコツ

第二回目です。今回は「パソコン一台あたりの年間コスト」

パソコンにかける年間コストはどれくらいが妥当なのでしょう?
PCパートナーズでは一台あたり2~3万円が妥当と考えます。

でも、普通にパソコンを買ってしまうとローエンドの機種でも10万円を超えます。3年で償却するにはちょっと高すぎます。ではどういう方法があるのでしょう?

以前、パソコン組み替えの記事を書きました。

このときは映像プロダクションさんのサブ編集機用として納めさせていただいたのですが、このパソコン、もともとは「パソコン工房」時代に私が販売したものです。それから4年使っていただいて、ハードディスクの調子が悪くなってきたのと全体的に動作が重くなってきたとのことで組み替えることになりました。

このときのご予算は5万円。

それに合わせて自分がビデオ編集と言う用途に合わせて部品を選び、組みなおしました。
実際に使っていただいているスタッフの方にも「速くなった」と喜んでいただいています。

なぜこのような部品の入れ替えができるかと言うと、このような自作パソコンやショップオリジナルパソコンには「ATX規格」と言う世界統一規格に沿ってすべての部品が作られているからです。

ATX規格には、コネクターの形やねじ穴の位置などがすべて決められていて、規格に沿って作られた部品はほとんど同じように入れ替えることが出来るのです。

日本の電機メーカーのパソコンもハードディスクやメモリ、CPU、DVDドライブといったほとんどの部品はこのATX規格に沿って作られた部品を使用しています。内部のコネクターもほとんどは規格に沿ったものですし、ショップオリジナルパソコンなどに使われる部品とメーカーも同じです。
そして内部で使われている部品で日本製のものはほとんどありません。

では、日本の電機メーカー製パソコンはなぜ組み換えが出来ないのでしょうか?

それは「マザーボード」と言う部品だけが規格から外れた独自形状になっているからです。
下の写真が「マザーボード」です。
マザーボード

この形状がATX規格に沿ったものです。


そして日本の電機メーカー製のパソコンのマザーボードは下のようにさまざまな形状をしています。
sony

 


sony

 


nec

外観優先のためこういう形になるらしいですが、外観を見て規格に沿って作れるのではないか?と思うものも少なくありません。 


そして、このマザーボードと言う部品にCPUやメモリが搭載され、ハードディスクなどのドライブ類、ディスプレイやキーボードなどが接続される重要な部品です。ですのでマザーボード次第で使用できるCPUなどが決まってしまいます。

CPUなどの大きな進歩があった場合には、マザーボードとの接続に使用されるCPUソケットの形状が変更されますので、マザーボードが交換できなければパソコンを買い換えるしかないのです。

マザーボードが交換できれば冒頭で紹介したようにたった5万円で現在販売されているパソコンとほぼ同じ性能に出来ます。一番最初はマザーボードを交換出来るタイプのパソコン一式ご購入いただく必要がありますので8万円~10万円(液晶ディスプレイなどセット価格)ほどかかりますが、その後3年ごとに5万円の出費で済みます。
パソコンを組換えながら使った場合のコスト

いかがでしょうか?



9年間で18万円。そしてパソコンはいつも快適なスピードです。

興味もたれた方は担当、アリミツまでお気軽にお問い合わせください。




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この記事へのコメント
昨日はありがとうございました。
またバタバタとして追い返してしまって申し訳ありませんでした・・・。
まだまだお話したいことがあったのですが、お茶屋さんの話、釣りの話など。
今度の忘年会でもっと話しましょう♪
PCは時間をみて再インストールすることにしました・・・教えて頂いたソフトも
探してみて購入したいと思います。
ありがとうございました♪
Posted by 徳留@アートクルー at 2008年12月02日 11:57
こちらこそあまりお役に立てず申し訳ありませんでした。
忘年会飲んで語って楽しみましょうね~
Posted by PCパートナーズPCパートナーズ at 2008年12月03日 18:36
CeleronからPentium4を載せ換えてはいますが,
Northwoodのままで8年がんばっています(M/Bは2回交換)。
自分の使用用途の範囲内であれば,
まだまだ現役でいけるとは思うのですが,
いざと言うときの次のパーツを探すのが大変な状況になってきました。
そろそろ今時のマルチコアに変えないといけないかなぁ…と
迷っている今日この頃です。
Posted by tachytachy at 2008年12月03日 18:58
>tachyさん
3年ごとの組み換えをお勧めする理由のひとつに、パーツの入手性という問題もあります。修理するつもりが全部組み替え、もしくはパソコン買い替えという事態になりかねないですから。
遅いのを我慢しながら緊急時に痛い出費になるよりも、計画的な出費で快適スピード安定運用、の方をPCパートナーズではお勧めします。
Posted by PCパートナーズPCパートナーズ at 2008年12月03日 20:14
確かにそうですね。
CPUのピン数が変わったあたりから
二の足踏んでるんですよねぇ…

とりあえず,
電源あたりから手をつけようかなぁ…
Posted by tachytachy at 2008年12月03日 21:45
 
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