2009年03月25日
mF247再始動!!
以前から好きだったサイト「mF247」が今日から再始動しました。
CBSソニー、EPICソニー、ソニーコンピュータエンタテインメントなどソニーのエンターテインメント部門の取締役を歴任してきた丸山茂雄山河設立し。2003年からアマチュアからインディーズのミュージシャンの楽曲発表の場を提供してきたサイトなのですが、昨年業績不振からインターネットオークション上で事業譲渡を行いました。
音楽のプロである丸山茂雄さんらスタッフが投稿された楽曲を審査し、フィルターをかけることで誰でも投稿出来る他の音楽投稿サイトとは違い、公開されている音楽はある一定以上のクオリティをもっており、音楽好きのネットユーザーにはかなり人気のあるサイトでした。とはいえその審査が厳しいわけではなく、極端に悪い音質のものや露骨な盗作、あまりにも稚拙な演奏をのぞくだけである程度以上のクオリティを持った作品は配信されます。
しばらく前にオークションで競売されていてインターネットニュースでは割と大きく取り上げられていたのでご覧になった方もいると思いますが、最終的に買受したのは株式会社ニワンゴ取締役の「ひろゆき」さん。
巨大掲示板群「2ちゃんねる」の初代管理人(現在は他社に売却済)であり、いろいろと事件が起きて2ちゃんねるとの関係を取りざたされるとテレビによく出てくるのでそれほどネットに詳しくない方でも顔は見たことあると思います。
このひろゆきさん、2ちゃんねるがらみではあまりよくない印象をお持ちの方は多いと思いますが、日本のインターネットを下流から牽引してきた一人といっても過言ではないと思います。
企業よりもどこよりもいち早くインターネットの可能性、特性をつかみ、「2ちゃんねる」を作り上げました。そしていろんな事業を経て今は「ニコニコ動画」の運営に携わっていらっしゃいます。
今回の「mF247」再始動ではその「ニコニコ動画」と連携してサービスを提供していくようです。今までと同じく「mF247」スタッフが審査し、選りすぐった楽曲をニコニコ動画で配信します。
さらに楽曲のMP3データを無料でダウンロード可能。さらに楽曲の着うた配信、CDの販売も同時に行っていくそうで楽しみなサービスです。
インターネット普及以前は、ミュージシャンが広く音楽を聴いてもらおうと思うとCDを製作するなり、テレビやラジオなどの電波にのせて配信されるしかなかったわけで、そのハードルは非常に高いものでした。プロにならなければほとんどそういう機会には恵まれなかったのですね。
しかしインターネットが普及することにより、名も無き音楽家たちが手軽に「聴くだけは」聴いてもらえる環境が整ってきているわけです。もちろん聴いた上でお金を払ってもらえるかどうかというのは別問題です。ですがこういったミュージシャンの中から人気の出るミュージシャンが出てくると音楽に関してのお金の流れ、人の流れが変わってきます。
・レコード会社など「業界のヒト」が判断して市場投入、
という流れが今では一般的なわけですがインターネットからのデビューが多くなってくると、
・インターネットで配信、インターネットで人気が出て売上が発生し大手がCDなどを市場投入
という流れが可能になってくるわけです。
今までの音楽配信形態というのは
「上流から下流へ」一部の音楽業界の人たちが取捨選択してそれを一般視聴者に配布という形態
でしたが
「下流から上流へ」一般のユーザーが「買うという意思表示」をし、レコード会社など音楽業界に取扱を促すという形態
が可能になるのです。
ニコニコ動画を運営している㈱ニワンゴがmF247の事業を引き継いだことにはこういった流れをスムーズにする効果があると考えています。
ニコニコ動画はすでに1000万を超えるユーザーを獲得しています。そしてニコニコ動画には他の動画投稿サイトには無い映像の画面上に直接コメントできるという機能を持っています。コメントは映像の上を流れていきますので、他の人たちにどういう風に人気があるのかということを視覚的に認識することができます。友達と音楽を聴いていて「ここのこのフレーズがいいよね」的な会話をしているのと同じような感覚で知らない人たちと感覚を共有できるわけです。
これはまさに「インターネットにしかできないこと」ですね。
さらにニワンゴの親会社の「㈱ドワンゴ」は着メロ配信では大手ですから、コストのそれほどかからない着うた配信から資金の必要なCD発売、とつなげやすいと思います。
自分の音楽の趣味がわりと偏っていたりするので、こういう仕組みに対して期待してしまうのかもしれないですが、間違いなくそういう形態は定着していくと思います。何よりこの形態では今まで埋もれてしまっていた優れた作り手を聴き手自身の手で掘り出して行くことができる可能性を持っていると思います。
優れた作り手を埋もれさせないことが、インターネットの一番大きい役割なんじゃなかろうかと思ったりしています。
興味を持ったらmF247にアクセスしてみてください。
ニコニコ動画のアカウントが必要になりますが、メールアドレスと簡単なアンケートだけで登録できます。
CBSソニー、EPICソニー、ソニーコンピュータエンタテインメントなどソニーのエンターテインメント部門の取締役を歴任してきた丸山茂雄山河設立し。2003年からアマチュアからインディーズのミュージシャンの楽曲発表の場を提供してきたサイトなのですが、昨年業績不振からインターネットオークション上で事業譲渡を行いました。
音楽のプロである丸山茂雄さんらスタッフが投稿された楽曲を審査し、フィルターをかけることで誰でも投稿出来る他の音楽投稿サイトとは違い、公開されている音楽はある一定以上のクオリティをもっており、音楽好きのネットユーザーにはかなり人気のあるサイトでした。とはいえその審査が厳しいわけではなく、極端に悪い音質のものや露骨な盗作、あまりにも稚拙な演奏をのぞくだけである程度以上のクオリティを持った作品は配信されます。
しばらく前にオークションで競売されていてインターネットニュースでは割と大きく取り上げられていたのでご覧になった方もいると思いますが、最終的に買受したのは株式会社ニワンゴ取締役の「ひろゆき」さん。
巨大掲示板群「2ちゃんねる」の初代管理人(現在は他社に売却済)であり、いろいろと事件が起きて2ちゃんねるとの関係を取りざたされるとテレビによく出てくるのでそれほどネットに詳しくない方でも顔は見たことあると思います。
このひろゆきさん、2ちゃんねるがらみではあまりよくない印象をお持ちの方は多いと思いますが、日本のインターネットを下流から牽引してきた一人といっても過言ではないと思います。
企業よりもどこよりもいち早くインターネットの可能性、特性をつかみ、「2ちゃんねる」を作り上げました。そしていろんな事業を経て今は「ニコニコ動画」の運営に携わっていらっしゃいます。
今回の「mF247」再始動ではその「ニコニコ動画」と連携してサービスを提供していくようです。今までと同じく「mF247」スタッフが審査し、選りすぐった楽曲をニコニコ動画で配信します。
さらに楽曲のMP3データを無料でダウンロード可能。さらに楽曲の着うた配信、CDの販売も同時に行っていくそうで楽しみなサービスです。
インターネット普及以前は、ミュージシャンが広く音楽を聴いてもらおうと思うとCDを製作するなり、テレビやラジオなどの電波にのせて配信されるしかなかったわけで、そのハードルは非常に高いものでした。プロにならなければほとんどそういう機会には恵まれなかったのですね。
しかしインターネットが普及することにより、名も無き音楽家たちが手軽に「聴くだけは」聴いてもらえる環境が整ってきているわけです。もちろん聴いた上でお金を払ってもらえるかどうかというのは別問題です。ですがこういったミュージシャンの中から人気の出るミュージシャンが出てくると音楽に関してのお金の流れ、人の流れが変わってきます。
・レコード会社など「業界のヒト」が判断して市場投入、
という流れが今では一般的なわけですがインターネットからのデビューが多くなってくると、
・インターネットで配信、インターネットで人気が出て売上が発生し大手がCDなどを市場投入
という流れが可能になってくるわけです。
今までの音楽配信形態というのは
「上流から下流へ」一部の音楽業界の人たちが取捨選択してそれを一般視聴者に配布という形態
でしたが
「下流から上流へ」一般のユーザーが「買うという意思表示」をし、レコード会社など音楽業界に取扱を促すという形態
が可能になるのです。
ニコニコ動画を運営している㈱ニワンゴがmF247の事業を引き継いだことにはこういった流れをスムーズにする効果があると考えています。
ニコニコ動画はすでに1000万を超えるユーザーを獲得しています。そしてニコニコ動画には他の動画投稿サイトには無い映像の画面上に直接コメントできるという機能を持っています。コメントは映像の上を流れていきますので、他の人たちにどういう風に人気があるのかということを視覚的に認識することができます。友達と音楽を聴いていて「ここのこのフレーズがいいよね」的な会話をしているのと同じような感覚で知らない人たちと感覚を共有できるわけです。
これはまさに「インターネットにしかできないこと」ですね。
さらにニワンゴの親会社の「㈱ドワンゴ」は着メロ配信では大手ですから、コストのそれほどかからない着うた配信から資金の必要なCD発売、とつなげやすいと思います。
自分の音楽の趣味がわりと偏っていたりするので、こういう仕組みに対して期待してしまうのかもしれないですが、間違いなくそういう形態は定着していくと思います。何よりこの形態では今まで埋もれてしまっていた優れた作り手を聴き手自身の手で掘り出して行くことができる可能性を持っていると思います。
優れた作り手を埋もれさせないことが、インターネットの一番大きい役割なんじゃなかろうかと思ったりしています。
興味を持ったらmF247にアクセスしてみてください。
ニコニコ動画のアカウントが必要になりますが、メールアドレスと簡単なアンケートだけで登録できます。
Posted by アリミツ at 19:09│Comments(0)
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